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-クトロケシスの邂逅-8P
僕は未だにモヤモヤした気持ちのまま、間の抜けた声を吐き出すしかなかった。
「今回は、あなたが偶然この世界に来てしまったため、会いに来ただけです。本来ならば、もう少し先の未来で、あなたに運命の話をする予定でした。ですので、その時は驚いて逃げようとしないでくださいね」
なんて、クトロケシス神は苦笑する。
あ、これアレだ。大丈夫だよって言っときながら内心かなり傷ついてたパターンの奴だ! まあ、悪いことしたなって思ってるよ? でも、驚かせる方も悪いと思う! 僕はそう思いながらも
「解りました」
なんて、無難に返事しておいた
でもさ、深く考えてみると、もしかして僕はこの世界に来る予定じゃなかったってこと? ということは……今回の出来ごとって、神ですら予測できなかった異例の事態ってこと!?
えっ、もしかして、僕、魂を貸さなくても良かったとか? なんでこの世界に来たの? そんな不満がフツフツと湧き上がり始める。
そんな僕の心情を読み取るように、




