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-クトロケシスの邂逅-7P
そう称えられ、崇められているあなたがなぜ? 僕に宿っているのでしょうか?」
気になることをズバッと聞いた。
「……。それは先にも話した通り、遥、昔から引き継いだ運命が要因ですね。ある人間を媒体に、私自らが、あなたに力を授けました。それにより、本来生まれるはずのない私とあなたの間に、縁が産まれ、私はあなたの中に宿った。ということです」
「はぁ──?」
クトロケシス神が、必死に説明しようとしてくれるけど、僕自身、さっぱり理解できない。
縁だの遥、昔から引き継いだ運命だのと言われても、理解できる人なんてこれっぽっちも、いないんじゃないかな? それにだよ? いくらクトロケシス神が僕の中にいる。なんて言ったところで、自分の住む国を守護する神に護られていた。なんて誰が想像できる?




