-クトロケシスの邂逅-4P
困惑の色を浮かべる女性に、僕はパニックのまま、わけの解らないことを口走りかける。
だけど、なんか話が噛み合っていない気が……。そう感じ、ハッとする。
運命? どうしてか解らないけど、その言葉を聞いた瞬間、既視感が過ぎる。以前もどこかで──。
一瞬だけそんな疑問を抱き、冷静さを取り戻しかけた僕だけど、すぐにそれどころじゃないことを思い出す。ここにいれば僕は死んじゃう! そう思い、必死に藻掻きながら逃げようと試みる。
「リーウィン、落ち着いてください。あなたは死にませんし、殺すつもりもありません。ですので、一度深呼吸をしてください」
「ほんと!? 僕、死なない!?」
僕は目に溜まる熱いナニカを瞳から零し必死に問い続けた。
「はい。あなたは死んでもいませんし、今はその時でもないので、死にません。なので深呼吸を……確かこの世界では、ヒッヒッフーとするのでしたか?」
そう言って、呆れた様子で僕に深呼吸を促す。
僕はそんな言葉を信じきれず、「本当に?」なんてしつこいと思われるほど聞き続けた。
でも女性は、そんな僕の行動に嫌な顔一つせず、落ち着くまで優しく見守ってくれた。(と思う)
「えっと……さっきは取り乱してごめんなさい」
僕は女性が教えてくれた深呼吸方法を試しながら、目の下を赤く染めて謝罪する。
「いえ。人の子というのは感情があってこそ。死への恐怖が薄くなれば、それは人とは呼べない別の存在に墜ちている証拠です」
「えっと……言っていることはよく解りませんけど、今はさっきより、だいぶ落ち着いたと思います。ところであなたは誰ですか?」
そう困り顔をしていると、女性は安堵の溜め息を零し、あっ、そこから? そう言いたげに、困惑の表情へと変え、




