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【累計10万PVありがとうございます! 水・土更新】未完のゼーレ〜仮初を暴きし世界《Evanescens: Revelans Genesis》  作者: 月末了瑞
序章(起)『母の想いと子の願い』〔世界観や主に過程など〕

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-クトロケシスの邂逅-3P


〔自身と生き写しのような人物に会うと、死ぬ〕と。


 見れば見るほど、僕に似た女性。限りなく白に近い銀髪が腰でなびき、青い瞳で静かに(たたず)んでいる。


 逃げなきゃ! そう思うのに、体はそれを拒絶しているように動いてくれない。


 そんな体の反応に僕は──。


 死にたくない、死にたくない、死にたくない! 


 そんな思考が脳を埋めつくし、目元がじんわりと熱くなり、視界がボヤけていく。


 逃げなきゃ! 逃げなきゃ行けないのに、どうして体は動いてくれないの!? そんな怒りが込上げる中、そんな僕に構うことなく、


「私はクトロケシス。あなたの中に宿るモノです。今、あなたが死の世界(あちら)に行ったところで、運命はなに一つ変えられず、また時を巻き戻すだけ――」


 そう告げ、カテーシーをするような動きを見せた。


「えっ、は? いや、あの、死にたくないです!」


 だけど、パニックに陥っていた僕は、女性の言葉なんてなに一つ聞いていない。無我夢中でよく解らない願いをひたすら口にし、この国を守る神へ祈り続けた。


「えっと──、私の話を聞いてくれませんか?」


「いやです、僕まだ死ぬ勇気とかないんで! 僕を殺してもなにも良いことないですよ!? ねっ? だから──」


「──えっと……。安心してください。あなたはまだ、死んでいません。それに、私はあなたの姿を借りているだけ。私が居るからといって、あなたが死ぬことはありません。私はただ、運命について、伝えたいだけなのです」


「だーかーら──! って、え? 運命? なにそれ……?」


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