-アリエルの暴走-4P
殺してしまえば面白くないから。徐々に苦痛を与え、いつ死ぬかも解らない絶望を一秒でも長く味わわせたいという狂気的な感情が働いてのこと。
狂ってる。今、目の前で暴れている少女が本来のアリエル……? そう感じさせられるほど、今のアリエルは生き生きとしている。
そんなアリエルに無意識に背筋をゾッとさせ、凍り付くような気味悪さを必死に堪え、必死に自分ができことを続けた。
「アハッ。ゾクゾクする〜ぅ♡ アリエル〜ゥイッちゃうかも〜♡」
アリエルは舌なめずりをしたあと、なんの躊躇いもなく男の脇腹に突き刺していたクリスナイフを抜き取る。そこからは血が大量に溢れ、できることなら今すぐに助けに入りたいところ。
だけど、それは危険すぎる。僕は手を動かしながらもアリエルを注視し続け、そして絶句した。
男の脇腹から抜き取ったクリスナイフでなにをするのか? そう思う暇なんて与えず、アリエルはなんの躊躇いも見せず睾丸にナイフを振り落とし、そして抉る様に動かす。
「ぎゃああああ!!!!!!」
男は腹の底から一気に喉もとへ突き上げていく様な、この世のモノとは思えない叫び声をあげ悶絶する。それと同時に意識も徐々に遠退いているんだと思う。アリエルはその男の姿に、冷酷な笑みを浮かべる。その行動はまさに異常。なにか……




