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-メテオリット襲来-〔後半〕8P
緊迫した空気の中、僕が幼稚なことを言ったからか、カルマンの鋭い言葉が胸を突き抉る。
カルマンの言うことは正論だ。色々と思うことはあるけど、今は魂を貸すのが得策……。
だけど問題もある──。
「言っていることは理解できます。でも……仮なだけで、正式な魂の使命こん願者じゃない……。だから、貸し方を教わっていません!」
仮登録中は、今回のような例外を除き、魂を守護するモノが居なければ命の危険にさらされるおそれがある。だから正式な魂の使命こん願者になるまでは、魂を貸し出す方法を教えてもらえない。
僕は苛立ちを覚えるカルマンに恐怖し、涙を浮かべながら必死にやり方がわからないと訴えた。
「チッ。おまえは、おん──。あー!!!! そんなことでいちいち泣くな! うっとうしい」
カルマンはめんどくさそうに溜め息を漏らし、苛立ちを発散するかのように激しく頭をぐしゃりとかきむしったあと、
「俺に貸すと言えば、一時的におまえと魂の契約を結べる」
そう言い、早くしろと睨みつけてきた。




