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-メテオリット襲来-〔後半〕2P
これは、半透明にほんのり薄翠色のシールドと、化け物の鎌がぶつかり合った音だったらしい。
そのシールドが僕を守るように囲んでくれたおかげか、僕に危害が及ばなかったと……?
これは不幸中の幸いと言って良いのかな……? うん、よく解んないけど、そう思うことにしよう。
化け物の力は凄まじく、シールドとぶつかった衝撃波で、まだ無傷だった建物を一瞬にして粉砕していく。
グシャッ。
それと同時に、ガラスが砕け散るような鈍い音が、僕の耳を刺激する。
えっ、なに!? そう思い周りを確認すると、どうやら魂を遣う者が、ボロボロな炎? を素手で砕き潰した音だったらしい。
「チッ、ゴミが」
魂を遣う者は苛立ちを含む声色で、暴言を吐き捨てる。
どうして炎が砕けるのか? その砕くという行為に意味があるのか? なに一つ、僕には理解できない。でもその行動を見た瞬間、なにか嫌な悪寒に襲われ、背筋にヒヤッと冷たい汗が垂れる。
だけど、そんな僕の疑念なんて誰も気に止めることはない。




