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-不法侵入と怪しい影-6P

 あの赤い月の件以来、カルマンは自身がモルストリアナの力を引き継ぎ、触れるものを皆、殺してしまうということを打ち明けてくれた。


 打ち明けた理由としては、きっと僕が触れてもクトロケシス神のおかげか、モルストリアナの呪いが発動しないからっぽい。


 安全な人間の前では、獰猛な人型兵器もただの人に落ちるらしい。


 まぁ、それでも僕にはちょっとしか力がない。だからまたらあの時のように暴走されれば次は止めきれず、僕がカルマンを殺すか、僕が殺されるかしかないんだけど。


 そんな関係性ということも相まってか、カルマンはなにも包み隠さなくなったんだと思う。


「まぁいいや。でもヘレナたちには│モルストリアナのそのこと言っちゃダメだからね」


「言うわけがないだろ。俺をなんだと思っているんだ?」


 まぁカルマンならば言わないだろう。


 言えば恐怖の対象になるし、ヘレナのことだ。絶対、へんなちょっかいをかけるに決まっている。


 だからカルマンの判断は正しいけど、多分そのうちポロッと零すよ。


 そんな気がする。


 言い合いをしている最中とかにね……

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