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-不法侵入と怪しい影-5P

 まぁ、カルマンらしいっちゃらしいのか。


 そう考えると、もう呆れすらも覚えなくなってきた。


「私はここから入れば良いのね!」


 ヘレナのことだから私の分は!? なんてカルマンに詰寄ると思ったけどそんなことはなく、フェンスに空いた小さな穴を指さし、勝手に中へ侵入していく。


「あれ……良いの?」


 そんなヘレナを指さし、僕は念の為カルマンに確認する。


「問題ないだろ。あったとして困るのはあのバカ女だけだ」


 なるほど。カルマンは万一ヘレナが侵入しても助けないと……。


「血も涙もない悪魔だねカルマンは」


「あいつを助ける義理も義務もない。それに、俺はリアナの力を受け継いでいる。だから悪魔と呼ばれてもなにも傷つきはしない」


 なんて、僕が言った言葉に少しは動揺の色くらい見せてくれてもいいはずなのに、カルマンは事実だと言わんばかりの態度で澄まし顔。

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