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-不法侵入と怪しい影-3P
な茶園(畑)。
ここまで厳重な管理体制を敷かれているのはその昔、お偉いさんに嫁いだ別の国の女性が、奇跡の妙薬と言われていた紅茶の苗? 茶葉だけ? か忘れたけど、持ってきたことにより、リクカルトにも茶園ができたことに由来する。
それがここ、セレンディブ。
ここの面積はかなり広大で、国一つ分あるんじゃないか。なんて噂されているくらい広い。
多分、幻の茶葉と名高いフェルティリスマイスもこの区間のどこかに存在すると思う。
だけど、ここはさっきも言った通り関係者以外立ち入り禁止区域。
入ったことがバレれば泥棒扱いされる話じゃ済まない。機密情報を盗もうとしたスパイと疑われ、問答無用で死刑宣告を受けることになる。なんて話も聞くから、安易な気持ちでは入りたくない。
「それなら問題ない」
だけどまたカルマンが変なことを言い始める。
「問題ないってどういうこと?」
「アーム・ド・リーパーが出没する地として、ここも候補に上がっていた。だから要件を伝え、ここに立ち入る許可は既に貰ってある」
そう言い、