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-魂喰いじゃないけど魂喰いの討伐要請が来たらしい-7P
そんな怒りに変わっていく。
「今回は絶対行かない!」
「そんなこと言っちゃ可哀想よ?」
「可哀想でもなんでも、僕は絶対行きたくない!」
この二人といると僕は命が何個あっても足りない! 僕はそんな命の危機を覚え、抗い続けた。
「おまえはもう成人しているんだ。駄々をこねるな」
だけど最終的にはカルマンのその一言で、僕は分が悪くなり、結果的に強制参加という形を取られてしまった。
というか、そもそも二対一なんてずるいと思う!
僕の人権を返せ! 僕は嫌だ! 絶対行きたくなんかない!
内心そう思っても戦闘ごとになると息を合わせる二人に、為す術なく溜め息しか零せなかった……。
「一先ず今日は、話の整理をしたあと、見回りがてらに出没報告のある場所を下見しに行くぞ」
「話の整理?」
「気になる箇所をあげていけ」
「そうは言われても……」
が現状のところ。
だって、なぜ成れの果てにならないのか?