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-魂喰いじゃないけど魂喰いの討伐要請が来たらしい-4P

ヘレナは許せないらしい。


 まぁ、カルマンもいちいちヘレナの怒りのツボを刺激するから良くないんだけど、この調子じゃ話が一向に先に進まない。そう思った僕は、


「なんでも良いから、カルマンの話と()り合わせしたいんだけど?」


 と催促する。


 勿論ヘレナは「なんでも良くない!」とかなんとかと小言を垂れていたけど、今はそんなことを聞いている暇はない。


 僕はブーブーと文句をたれ続けるヘレナをよそに、カルマンの話を聞いた。


「俺の方は、教会側が秘密裏に捕獲していたサンプル体を、ミスで逃がしてしまったと聞いた」


「そのサンプル体ってどんな感じなの?」


「さぁな。ただこいつが言った通り、そのサンプルも魂を吸いあげることができるらしい。音もなく背後に忍び寄り、魂だけを捕食する。そしてその化け物の名前は──」


 そう言いカルマンはスッと息を吸い込み、焦らすような間を開ける。


「名前は?」


 そんなカルマンの態度に、僕は名前を教えちゃいけないとか? なんて不安になりながら息を飲みこむ。


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