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-魂喰いじゃないけど魂喰いの討伐要請が来たらしい-3P

……気枯……いや。なぜだ?」


 カルマンは多分、気枯れていないから。とかなんとか言おうとしたんだと思う。だけど根拠のないことだと考えたのか、ヘレナに丸投げする。


「そんなの私に聞かれても知らないわよ! 逆にあなたの方が詳しいんじゃないのかしら?」


 どうやら二人ともその部分に違和感なんて覚えなかったらしい。


 そういえばそうだな。そう言いたげな態度を見せたあと、二人して押し付けあっていた。


「一先ず話を整理したいんだけど、カルマンが僕〔たち〕に要請しようとした内容も話してくれないかな?」


「僕たち? おまえと俺でやる予定だが?」


 カルマンは僕がいった言葉にキョトリと小首を傾げ、ヘレナが行く気満々になっていることを無視しようとしている。


「カルマンの気持ちも解らなくはないけど、僕だけじゃ足でまといでしょ? ここは素直にヘレナにも協力してもらった方が良いよ」


 そう説得を試みようと考えたけど、


「あぁ。そういえば、バ──おまえもいたな」


 と、どうやらヘレナの存在そのものを忘れていたことが理解できる発言を口にする。


「またあなた、私のことをバカだと言おうとしたわね!?」


 そして、いつも通りヘレナは噛みつきにかかる。


 別にそんなことで噛み付かなくても。そう思うけど、

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