表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

683/1664

-フェルはもしかすると物だったのかもしれない-4P

「え、前からこんなんじゃなかったっけ?」


 キョトンとする。


「いいや。もっと怯えた感じだった記憶がある」


 だけどカルマンの中での僕は全く違うイメージが定着していたらしい。


 普通に考えて、初めて会った時から数ヶ月の時間が経っている。にも拘わらず、いつまで僕のことをビビりだと思っているんだ! なんて内心ムカッとしながらも、


「多分それは、カルマンが怯えさせてただけだよ。ほら早く中に入りなよ」


 そう言いながらカルマンを家の中に招いた。


「〜〜!!」


「あのバカ女はまた性懲りもなく、おまえの家に来たのか」


 自室の扉を開ける前から、ヘレナの怒声が響いている。そんなヘレナの声を聞き、カルマンは大きな溜め息を漏らし扉を開けた。


 ビューン──。


 扉を開けると同時になにかが飛んでくる気配を感じたんだと思う。とっさにカルマンはそれを避け、


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ