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-メテオリット襲来-5P
でもね、僕の良心が『それはいけない。あなたは人々を救うのが使命なのよ』そう言いたげに僕の行動を否定してくれない。
まるで、誰かに意志を奪われたかのように、僕は他者の魂を天へ導き続けた。
だけど、それが間違いだったと気づくのに、それほど時間はかからなかった。気づけば僕は、隕石が放つ光線の射程圏内に入っていたらしい。
「あ〜! さっきのお兄さんだ〜。さっきは、ご馳走様だったよ〜。こ〜して上手く動ける様になったのも、お兄さんのお・か・げだね〜! お兄さんを食べれば、もっ〜〜と強くなれるかな〜?」
隕石は、僕を見つけるや否や、どこからか目玉のようなモノをだし、それをギョロギョロと動かしながら、理解し難いことを口にする。
この隕石がなにを言いたいのか、まるで解らない。でも、これだけは解る。僕はこの隕石と知り合いじゃない。こんな隕石に一度たりとも遭遇したことはない。
さっきって、いつ?




