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ヘレナの意外な趣味-4P
ヘレナが知っていることは、全員が知っている訳じゃないんだよ! だから、傲慢ヘレナ様なんて言われるんだ! 僕はそう思いながらもムスッと片頬を膨らませ、
「威力って言われても……どう変わるか解らないし……」
なんてブツクサと小言を並べた。
そんな僕の態度を気にしてか、ヘレナはおもむろに、魂をリボルバー式のハンドガンに変え、外へ行きましょ。なんて僕を外へ連れ出した。
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僕が少し鬱蒼とした木々が生える山道に着くや否やヘレナは、
「これはハンドガンって言うのだけど……」
そう口を開き、
「ハンドガンって言うのはね。簡単に説明すると、ピストルのことよ!」
なんて誇らしげに続け、ハンドガンの中でも色んなタイプの銃があることを教えてくれた。
『ピストルには、オートマチックや単発式。電動式や手動式なんかのモノがあるのだけど、私のはリボルバー式よ』
とかなんとか言っていた気がする……。
でも、