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ヘレナの意外な趣味-4P

 うーん。よく解んない……。


「でもさ? 二十ミリメートル以下なら、二十一ミリメートルなんかの誤差範囲になるものは?」


 僕は解らない頭のままそんな質問をする。


 別に意地悪をしようとしたわけじゃない。だけど曖昧なものだ〜。とか説明されても解るわけないじゃん? だから、ヘレナに意地が悪いと思われそうな質問をしてみた。


「いい所に目がいったわね!」


 だけどヘレナは、嫌そうな顔をするどころから瞳を輝かせ、エッヘン。と胸を張り誇らしげに説明を始める。


 あ〜。これかなり長くなるやつだ。オルヴァスさんの話も長かったしな〜。聞くんじゃなかった……、はぁ──。僕はそう思いながらも腹を括る。


「例外で、対物ライフルって言う銃には、二十五ミリメートルの弾丸を使うことがあるの。だけど基本的には、銃頭が重くなって、火薬の量も変わってくるから、そこで銃や砲って感じになる。って覚えておけば良いわ!」


 なんだろう……とても誇らしげに説明してくれるのはいいけど、なんと言うか……曖昧じゃない? なんて思ったのは内緒で。


 僕はその説明を聞いても尚、よく理解出来ず、キョトンと小首を傾げるしかなかった。


「銃頭……? それが変わるとどうなるの?」


「銃弾の先端に鉛が入っているのよ。それが銃頭! 銃頭が変わると威力が変わるのよ?」


 ヘレナはなにを言ってるの? そう言いたげな顔をみせたあと、逆にキョトンとした。


 なんだろ。とてもムカつくこの顔は……。

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