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-ルフーラの意外な好物-4P
ルフーラは、「ほんとクルトは気に入ったものしか覚えないよね」なんて呆れつつ、お茶の名前を教えてくれた。
「バタフライピーティーなんてあるんだね」
僕はそう関心したあと、バタフライピーティねぇ〜。なんて考える。
そして直ぐに、あ！ だから蝶の舞う花畑なのか！ なんてハッとしながら、レモン入りのバタフライピーティーに恐る恐る口をつけ、
「えっ、あっ！ さっきより飲みやすくなった！ どうして？」
驚きのあまり目を丸くし、二人の顔を見つめた。
味はレモンを浮かべたからかな？ かなりマイルドになった気がする。
そんな僕の視線に気付いたクルトは、
「僕よりルーにゃんの方が詳しいにゃ」
そう言い、ルフーラに丸投げする。
「はぁ──。確か元々、バタフライピーティーはアルカリ性で、酸性に近いレモンを入れると色が変色するとか……。だったと思うよ？ で、レモンを入れることによって風味が変わるから、多少飲みやすくなるとかそんな感じだったはず……」
ルフーラは、どうして僕が？
