表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
635/1664

-ルフーラの意外な好物-3P

 なんだろ……なにかの野草を絞ったような……。なんとも言えない独特な味は──。僕はあんまり、好きじゃないかな。


 僕はそう思いながら顔をしかめる。


「それにレモンを浮かべると、色と味が変わって飲みやすくなるんだにゃ♪」


 そんな僕を見兼ねてか? クルトはそう言うと、僕の頼んだお茶に無断でレモンを浮かべた。


 砂糖菓子や、シュガーシロップを入れるのもありだけど、まずはレモンを試して欲しいらしい……。


 でも勝手に入れるんじゃなくて、一言、断ってから入れて欲しかったな〜。なんて思いながらもお茶を観察してみた。


 最初は天壇青を薄めた色のお茶が、レモンを浮かべるとどういう原理か、徐々に紫っぽい……至極色(しごくいろ)に変色していく。


「これってなんて言うお茶なの?」


 僕は、色が変わっていくお茶を見ながらキョトンとする。


「えっとにゃ……。にゃんだっけ……? ルーにゃん覚えてるかにゃ?」


「ムーステオにも置いてるんだから、覚えておきなよ……。バタフライピーティーだよ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ