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-エグル・アードラーとは?-5P
そんな中、クルトはエグル・アードラーの伝説に興味を示さなかったらしく、近くにあった小冊子を開き、知識を蓄えていた。
「なに読んでるの?」
「エグル・アードラーが六つの星々で構成されてるっていう説明みたいなやつかにゃ?」
クルト自身、よく理解はしていないみたいだけど、タラセドは流されず、真価を見抜く目。ロー・アクィラエは鋭い感性と高き理想。シータ・アクィラエは強調するリーダーシップ。アルタイルはロマンチックで、リアリスティックス。デネブ・オカブはシャイで謙虚。デネブは努力と行動力、大器晩成らしいと、冊子に書かれたことをそのまま教えてくれた。
それを聞き僕は、エグル・アードラーはどうしてだか解らないけど、カルマンやヘレナ、ルフーラやクルトみたいだな。なんて考えてしまった。
そのあとも二人と、天体なんかの話をしながら、注文した品が来るのを待った。