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-エグル・アードラーとは?-1P
「うん!」
多分、デートの申し込みに失敗したことを悟られたくないんだろう。僕はそう読み取り、元気よく返事した。
「エグル・アードラーの伝説知ってる?」
「えっ、なにそれ!?」
「僕も聞きたいにゃ!」
ルフーラが僕たちに、エグル・アードラーについてなにか知識を持っているのか確認してくれたけど、僕もクルトもそんな知識なにも持っていない。
僕はその質問に目を丸くし、クルトは興味津々に目を輝かせた。
「あっそう」
ルフーラはそう答えると、小物を指さし、「そのエグル・アードラーは星座」とまずは解りやすく説明してくれた。
そのあと、伝説について教えてくれた。
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