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ファントムハウス5〔ルフーラの憂鬱〕6P

 ※※ ※ ※※ ※ ※※ ※ ※※ ※ ※※ ※ ※


「へ、へ〜」


 僕は災難だったねなんて内で零しながらも、背筋に冷たい汗を一筋垂らした。


「いや、このあとも続きがあってさ」


「えっ、まだあるの?」


 僕は憂愁を含む溜め息を漏らすルフーラを前に、目をぱちくりと瞬かせながらもそう聞き返してしまった。


「うん。クルトがね……」


 そう言いまた話を続ける。


 ※※ ※ ※※ ※ ※※ ※ ※※ ※ ※※ ※ ※


 ヘレナ(あの人)のせいで、僕たちはリタイア……強制退場させられたのでさえ疲れたけど、リタイア口を出た瞬間、


「……ありゃ? いつの間にかゴールしてたにゃ! ファントムハウス、初クリアにゃ!」


 なんて歓喜しながらクルトが言い始めたんだよね。


「いや、ヘレナ(あの人)の問題行動で追い出されたんだけなんだから、ゴールじゃなくない?」


「いーにゃ! 僕たちなにも悪さしてないにゃ! だからゴールにゃ!」


 そう言って、なかなか認めてくれなくて……。


「いや、強制退場された挙句、僕たちまでヘレナ(あの人)と一緒に行動してたから、出禁を言い渡されたでしょ?」

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