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ファントムハウス5〔ルフーラの憂鬱〕3P

「そんなのダメよ!」


 ムスッと頬を膨らませ、「絶対、嫌!」なんて僕たちのことなんてちっとも考えてくれなくてさ、ほんとその時点でもう疲れたよね……。


 でも、中に入って映像見た瞬間に、クルト半べそかいてたし、さすがにクルトをおんぶできるほどの体力は僕にはないからどうしようかなって悩んでいたら、


「ヘレにゃん、お願いにゃからもう少し速度落として欲しいにゃ」


 なんて僕同様にお願いしてくれた。


 クルトは耳は良くても、目はあまり良くないんだよね。ネコミミとかつけて偽獣族の真似しても、暗視なんてできないし、視力自体も一・五くらいで標準。真っ暗闇に慣れたところでたかだかしれている。多分、もう恐怖心が先行しちゃってあっぷあっぷだったんだと思う。


 目に涙を浮かべてるし、どうにかしなきゃって思うじゃん? なのにヘレナ(あの人)ときたら、


「それだとリーウィンが!」


 とか言い出してさ、今リーウィン(あんた)関係ある? そう思った瞬間、

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