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ファントムハウス5〔ルフーラの憂鬱〕1P



「ことの発端は多分だけど、僕の余計な一言かも……」


 そう言い、ルフーラはポツリと話し始めた。


 ※※ ※ ※※ ※ ※※ ※ ※※ ※ ※※ ※ ※


 あんた達が行ってから五分くらい経ったあとかな? 僕たちも変な映像見せられたあと、ファントムハウスの中に入ったんだよ。


 ヘレナ(あの人)っていっつも自由奔放に動くでしょ? 今回もそんな感じで、


「こんなの楽勝よ!」


 なんて言いながら、にこやかな笑みを浮かべ僕たちよりも先にズンズン進んで行ったんだよね。


 だけどそこには焦燥感が混じっていて、どうしてそんなに焦った様子で進むのか判らなかったけど、怖いか平気のどっちかじゃん? 普通は。


 そんな早く行かなくても良いじゃん。そう思いながら、僕もクルトもヘレナ(あの人)を追いかけて行ったんだけど、


「うおぉぉぉぉおおおおおぉ!!」


 スタスタと歩くヘレナ(あの人)の目の前に、包丁を持って、白目を剥き出しにしたお化け役が現れたんだよ。


 僕は一瞬、心臓が飛び出しそうなほど焦ったけど、まあ人間だし。怖くないしってクルトを隠しながら遠目で見守ってたら、

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