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-ファントムハウス4-〔カルマンチーム2〕4P

「えっと、猫……? を落とされていたので……」


 そう言い戸惑った表情でお化け役は僕にフェル()を手渡してきた。


「オ、オレサマ、オマエの声にびっくりして、ちょっと手を話した瞬間に置いていかれただけガウ! オレサマ怖くて動けなかったわけじゃないガウ!」


 フェルは目に涙を浮かべながらも、弱い猫ほどすぐ吠えるなんて言葉がピッタリ当てはまる態度でそう言い訳を並べながら、「キモイ手で触るなガウ! オレサマは最強なんだぞガウ!」なんてお化け役に威嚇していた。


 そんなフェルを見ていると、自然と冷静さを取り戻──せるわけもなく……。


 僕は、足にくっつき離れないフェルを横目に、カルマンにピタッとくっつき進む……


「おい」


 予定だったけど、なぜか急にカルマンが足を止め、そう声を発する。


 ドンッ──

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