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-ファントムハウス4-〔カルマンチーム2〕3P
「仕方ないでしょ!? 元はといえば、カルマンが悪いんじゃないか!」
「おまえが了承したんだろ?」
「いーや! 僕はしてない!」
そんな言い合いをしていると、「すみませんが立ち止まらないでくれます?」状況確認に来たのか、別のお化け役の人が、僕たちの言い合いに困惑した表情を浮かべながら仲裁に入る。
ちなみに頭から脳ミソが溢れている姿で!
「ぎゃああああああ!」
僕はそんなお化け役を見て咄嗟に叫びカルマンへしがみつく。
「おまえ、いい加減にしろ!」
カルマンはそう言うなり、お化け役の人に「世話を掛けた」そう一言、僕を引きづった。
「あっ、すみません……」
だけど、そんな僕たちにお化け役はなにを思ったのか声をかけてきて、
「ヤダ! こっち来ないで! もう嫌い!」
僕はそう叫びながらギャーギャーと騒ぎ立て……。