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-不潔な幼女-7P
「我の名はマリアン・セラフィム。セラフィムとついているけど、この教会での役職は、セラフィムじゃないのだわね」
幼女は僕の謝罪に、及第点を与えるかのように頷いたあと、マリアンと名乗り、セラフィムではないと口にする。
まあ、魂を守護するモノの間の主である人物が、セラフィムだったらそりゃ可笑しいよね。そう納得する僕がいる。だけどそれを口にするのは無粋というもの。
僕はそう思い、あえてその部分には触れず
「セラフィムじゃないのに、セラフィムってなんだか複雑ですね」
とだけ無難に答えておいた。
「最初は我も戸惑ったのだわね。だけど、言われるうちに、もう慣れたのだわね」
マリアンさんは溜め息混じりに、諦めた口振りで言う。そこにはきっと、たくさんの悩みや葛藤があったんだと思う。
まぁ、声色や表情からはなにも読み取れないけど。でも諦めや慣れで片付けちゃって良いのかな? それで本音を無理やり押し込めて、伝えたいことに蓋をするのはなんか違う気が。そう思うと同時に、




