表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

585/1663

-とある日のファントムハウス-6P

「面白そうだし、私も着いて行ってあげるわ!」


 なんて、かなりの上から目線でカルマンに申し出る。


 そんな彼女にカルマンは、なんだコイツ。普段から気持ち悪い部分はあったが、今日はいつもに増してキモイな。などと、胸の内で零していた。が、それを言えばまた面倒臭いことになる。そんな学習をしたのか、


「そうか、好きにしろ」


 そう言い、鼻で笑った。


 普段のヘレナならば、カルマンのそんな態度に文句を言いそうだが、今はどんな風にリーウィンに接近しようかしら。などと頭をお花畑にしていたこともあり、特に気にならなかったらしい。


 そんな二人のやり取りが終わったタイミングで尿意を催したリーウィンが目を覚まし、


「ん〜」


 と言いながら立ち上がる。


「どこに行くんだ?」


「ん? トイレ……」


「そうか。その前に、さっきの話は聞いていたんだよな?」


「ん? うーん……」


 頭が回っていないリーウィンは、カルマンが言っていることをなに一つ理解していなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ