表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

584/1663

-とある日のファントムハウス-5P

「どうしてリーウィンに暇かどうか聞いたのよ!」


 そんなヘレナの疑問を機に、話はまともな方向へ軌道修正されつつあった。


「新しくファントムハウスができたらしくてな」


「ファントムハウス……?」


 突如としてでてきたその単語に、どうしてそんな所へ? そう聞きたそうにヘレナは目をぱちくりと瞬かせ、キョトンとする。


リーウィン(あいつ)はかなりのビビりだからな」


「あ〜。なるほどね! それはとても楽しそうね!」


 その一言で、カルマンがリーウィンをファントムハウスへ連れていく気満々というのがよく判る。


 彼女もそれを瞬時に理解したのか、そんな明るい声色を発する。


 彼の中では、特訓の一環に過ぎないのだが、彼女は全く違うことを脳裏で展開してた。


 ファントムハウスとはすなわちお化けが出てくる家。つまりだ、対象者を驚かせ恐怖という感情を無理やり引き出す厄介なアトラクション。


 そこは暗闇に近く、視界はかなり不良。カップルの間では、イチャラブポイントとして人気も非常に高い。ヘレナはそれに乗じてリーウィンとイチャコラしようという算段を頭の中で巡らせているのだ。


 そしてニヤリと企むような笑みを一つ、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ