-とある日のファントムハウス-3P
とかって一方的に文句を言っていたら、たぶんそれに腹が立ったんだと思う。逆ギレししたカルマンに、また殴られた! これだからカルマンは! カルマンのあんぽんたん! おたんこなす! まーだフェルの方が可愛いよ! いや、うそ。可愛くない! み〜んな可愛くない! そんな小言を内で吐き連ねながらも、
「いいもん、いいもん。カルマンはDV男なんだ! ぜぇっっったい、カルマンのお嫁さんになる人は苦労する! 断言する!」
そんな文句を言っていたら、変なところだけウマが合う二人。僕なんてまるでいないような態度で、
「で、カルマンは今回、リーウィンになんの用なのかしら?」
「おまえはリーウィンの嫁か? それとも母親気取りか?」
「はぁ!? 追い追いはその予定だけどまだ違うわよ!」
そんなことを言い始めた。
はぁ……ま〜たやってるよ……。僕はそう嘆息しながらも、どうせ長い言い合いになるんだ。そう思いベッドに移動し、横になりながらボーッと外の景色を眺めていた。
そして今日も平和だな〜なんて、雑音しか聞こえない部屋の中、次第に眠気が遅い始め、ウトウトとしながら僕は──