表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
564/1665

-フェルの異変-4P

 キョトリとした態度で、苦笑されちゃった……。


 やっぱり、母さんには僕とは違うフェルにしか見えていないんだ……。僕は、大きないびきをかきながら寝ているフェルを見つめながら、不思議な感覚を覚えつつも母さんの言葉に従って、その日はベッドで安静にしておくことにした──。


 翌朝、僕が起きると同時くらいに、フェルも一緒に起きて、


「おはようガウ……」


 なんて、とても眠そうに目を擦る。


 そう言えば昨日、僕が眠ったあとに起きてどこかに行った形跡もないよね? ということは……ずっと寝てたのかな? そんなことを考えながらも、


「おはようフェル、なんか疲れてそうだけど大丈夫?」


 やっぱり見慣れないな。なんて感じながらフェルの挨拶に軽く返事する。


「オレサマ、いつだって元気ガウ……。ただ……、変な夢をずっと見てただけガウ……」


 フェルは、ずっと影の中で退屈になり、どうにか抜け出せないか? とあの手この手で脱出方法を考えていたらしいんだけど、とあるタイミングから急に、力が抜けたように眠くなり、影の中で眠っちゃったらしい。


 それがどのタイミングかは判らない。でも、僕が確認した時にフェルは影にいなかった。


 もしずっと、影の中で眠っていたんなら、あの獣たちが現れた時もいたはず……。どういうこと? 僕は不思議に思いながらも、


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ