表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
560/1664

-カルマンの生還、そして新たな問題-6P

 これはいわゆる絶体絶命って奴? そんな自問自答をぐるぐると繰り返すも、なにも行動に移せない。


 死の淵に立った時は、もっと大胆な行動ができていた気がするけど、やっぱりあれはプラシーボ効果が強かったのかな? 僕は一人じゃ、やっぱりなにもできない弱虫らしい。


 僕はそんな自分に腹立たしさを覚えながらも、今できることを必死に模索し続けた──。


 だけど、なにをしてもカルマンは一切、目を覚まさない。こうなったら、教会に頼る他なさそうだ。僕は焦燥感を抱いたまま、一生懸命引きづって教会まで運んだ。


 その道のりはかなり険しいものでしかなった。


 カルマンと僕の身長差は、約二十センチもある。そして、契約する前に教えてもらった体重は絶対、嘘だったんだと思う。


 絶対六十キロはある! それくらい重くて、運ぶのは本当に骨が折れた。意識を失った人間はこれほどまでに重いのかなんて驚愕しながらも、教会の目の前で、僕も疲弊していたからか力尽きた──


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ