-不潔な幼女-3P
なにこの人!? 別に面白くもなんともないでしょ!? というか、普通、謝罪するよね!? そんな怒りと共に、なんとも言えない虚しさが込み上がってくる。
「あ……えっと……」
僕は涙目のまま、文句の一つや二つくらい、言ってやろうと思ったけど、痛みのあまり声を発することもままならなかった。
「それは事故なのだわね。我の手が丁度、届くところにそんなモノをぶら下げている、おまえが悪いのだわね! まあ、そんなことはどうでも良くて。サッサと本題にでも入るのだわね」
幼女は全く詫び入れることなく、色んなもので溢れ返り、ぐちゃぐちゃに散らかったテーブルの上に小さな体で上り、足を組んだあと本題に入ろうとする。
「え……?」
教会関係者って、謝罪もできない人たちが多いのかな? わざとじゃないなら、謝罪は必要でしょ! そう言いたいところだけど、まだ痛みが残り続けているせいで、僕はなにも言えなかった。
「魂を守護するモノ契約には、三……いや、五百ミリリットルほどの血液が必要になるんだけど、今取るか? それとも後日かを選べなのだわね!」
幼女は僕の痛みや困惑に関心なんて示さず、ただ要件だけを手短に話す。
魂を守護するモノと契約するには、少し血が必要とは聞いていたけど、五百ミリリットルはどう考えても、『少し』じゃない気がするんだけど!?
それに、どうして三百と言いかけて、五百になったのかも気になる! だけど、この状態ではそこを指摘するのも難しい。
一時間ほど抉るような痛みに耐え、ようやく落ち着いた頃、僕は一度、深呼吸をしてから「今日します」と答える。
「答えるのに時間がかかりすぎなのだわね!
そんなに強く叩いていないのに、おまえは貧弱すぎるのだわね!」




