-不潔な幼女-2P
容姿に似合わないくらい落ち着きのある、大人の女性の様な声で話しかけてきた。
多分、あの部屋で聞いた声、あれってこの人の声なんだと思う。でも声に似合わず容姿は……。僕はそう思いながらも幼女に視線を落とし気づいた。
あれ……? さっきは慣れたんだ! なんて歓喜してたのに、また強烈な臭いが……。あっ、違う! これあれだ! 強烈な異臭はこの幼女から発せられてるのかも!
だってこの幼女が現れてから、鼻が曲がりそうなほど痛い!
なんというか、化学薬品っていうのかな? ツンとくる独特な臭いが漂ってきて、吐き気を催しそうになる。あと涙がでそう……うぅ……。
なんでこんなに臭いの!? あっ、いやそんなこと思っちゃダメだよね……。もしかすると、長期的にお風呂に入っていないだけかもしれないし、臭すぎて脳が勝手に幻臭を創り出しているだけかもしれないし!
そんな幼女だけど、紫色の長髪をボサボサに伸ばし、科学者のようなブカブカの白衣を着ている。だけど萌え袖っていうのかな? 大きすぎて手はすっかり隠れてしまっている。
それに、白衣の裾が長くて床を引きずっているからか、ゴミなんかも巻き込んじゃって汚れてる。
まあ……。なんというか、外見にかなり無頓着でズボラそうな人。というのが第一印象かな?
そんな幼女と目が合った瞬間、幼女は、なぜか手に持っていたシャンズで僕の股間をペチペチと叩き始めた。
※シャンズ=扇子のようなもの※
「うっ……」
急所を叩かれた僕は、みぞおちをグッと押さえられるような、全身を駆け巡る痛みに、嗚咽しながら、息をするのも忘れ悶絶する。
この幼女、なにするんだよ!? どーして僕、急所を叩かれたの!? 僕は涙ぐみながらもその幼女を、キッと睨みつけた。
「もしかしてモルモット君の玉でも叩いてしまったのだわね?」
幼女は、僕の悶絶している姿を見て、面白そうにケラケラと笑い始める。




