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005-不潔な幼女-1P
迷子になりながらも、なんやかんやで魂を守護するモノの間へ戻り、僕は深呼吸を数回したあと、
「魂を守護するモノ契約をしに来たのですが……」
どこかにいるであろう部屋の主に、そう要件を伝えた。
深呼吸を繰り返しているとふと気づく。あれ? 臭いがマシになってる……? いや、これは──。
痛みや臭さを感じにくくなっている気が──。気の所為……かな? うんん、そんなわけないよね? だってあんなに臭かったし、目もすごく痛かった記憶があるもん! いつの間にか鼻と目が、刺すような異臭や刺激に順応していたらしい。自身の順応性の高さに驚きと感動を覚えていると、
「ふ〜ん」
どこから出てきたのかな? 目の前に幼女にしかみえない……、僕より頭一つ、二つ分ほど低い人物が現れ、僕を舐め回すように見つめる。
「ひゃっ──!」
いきなり現れた幼女に驚き変な声を出していると、幼女はそんな僕の反応に興味を示すことなく、
「おまえが今日、魂の使命こん願者仮登録をしたっていう、新しい実験道具なのだわね」




