表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
525/1664

-成長、そして覚悟-7P

僕はこの言葉に頼ることで生き延びれるかもしれない。どう転ぶかも解らないけど、どうせ死ぬなら、無意味な死を選ぶより、抗って死ぬほうがかっこいい。


 僕は目を閉じ、意識を研ぎ澄まし始めた。


「主! 死に急いでは行けません!」


 その直後、微かにそんな声が僕の耳に届く。


 だけど、僕は死ぬつもりなんて毛頭ない。だから抗わせてよ。そう思っても、声は必死に僕に呼びかけ続ける。


 死ぬつもりのない僕と死に急いでいるように捉えている白い獣。


 ああ、この声も邪魔だな……。僕はそう思い、意識的に聴覚を遮断する。視覚も同時に閉じて、完全に外界との接触を断ち切った。


 なにも聞こえないし、見えない。はずなのに……目の前でなにが起こっているのか、まるで第三者の目を通して見ているように、鮮明に脳内に映し出される。


 どうして? そんなことを考えたところでなにも解らない。だけど、これが僕の力だとも思えない。外的要因が動いている? 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ