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-成長、そして覚悟-4P

クルトを絶対殺さない!


 多分、身を呈して正気に戻す気がする。ルフーラならやりかねない。


 クルトならば?


 クルトのこともまだよく判らない。だけどクルトならば、相手の名前を呼んで困惑していそうだな……。そしてなにもできずに……。僕と同じパターンに陥りそうだ。


 そんなタラレバな自問自答。繰り返す。


 この中で一番、模倣に出来そうなのはルフーラかな。


 それは想像の範疇でしかない。それに妄想と現実は全く異なる。この選択を失敗してしまえば、僕は確実に死ぬ。


 死ぬのは怖い。言っちゃ悪いけどまだ死にたくない。だけどそんな弱い僕を乗り越えないと、何度も同じことを繰り返す自信しかない。


 やるしかない……。僕が死んでも、カルマンを止めなきゃ!


「すぅー。ふぅ……」


 僕は深呼吸をして、カルマンの目をじっと見つめる。


 赤く光るその目に、本当の光なんて見当たらない。

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