表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
502/1663

-魂の覚醒-2P

 僕は得体の知れない声の提案を、快く受け入れた。


「ふふ。あなたの力を思う存分、使いなさい」


 その声が耳元で囁かれた瞬間、僕の周りにロザルトの花びらが舞い上がり、弧を描きながらゆっくりと回転し始め──。


 そして眩い光が一つ目の前に現れる。それはまるで僕を導く光のように、どこか温かみがあり不安や焦燥感を一時的に落ち着かせていく。


 そんな光を見つめていると、このあとどういった行動を取るべきか、潜在的に理解できた。


 それは、理論的に説明できるようなものじゃなく、真理が綴られた神の書を開いてしまったかのように自然と。


 僕はどうして理解できたのか、深く考えないまま白い光に手を当て、


「契約の真髄に眠るシェキナーよ、月夜に浮かぶ光の如く、その魂を解放せよ」


 そう呟く。


 すると、その光は徐々に空気を押し広げるかのように大きくなり、やがて耐え切れなくなったのか、パーンッ! と音を立てて弾け、そして僕の体に吸収されていった。


 でも──

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ