50/1697
-ツカイマの間に隠された部屋-6P
そう気を取り直し僕は、厳重な趣きのある、白い扉の前で何度か深呼吸をしたあと、そっと扉を押した。
もしかすると、最奥部に来れたのも、扉を開けたのも、僕の意思じゃないのかも。そんな感覚を覚えながら、僕は白い扉を開け、吸い込まれるように中へ。
この最奥部に位置する部屋は、なにかを生み出す実験室なんだと思う。透明の培養ポッドや見たこともないような機械が乱雑に並べられている。
機械のことはさっぱり解んないけど、培養ポッドの方は、ほとんど空っぽ。だけど、沢山あるうちの一つだけ、異様なほど大量の管が取り付けられていた。
その培養ポッドには様々な色の液体が、一定の間隔で注入されているのが見て判る。
なにが入っているのかな〜。なんて思いながら、液体が注入されている培養ポッドを覗くと、中でぷくぷく、コポコポと、音を立てながら、ぐにゃぐにゃしたナニカ──




