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-赤き月とカルマン-10P

 ううん、モルストリアナがこの地に蘇ったかのような恐怖を僕に植え付けていく。


 そんな鎌から僕の魂の気配が感じられない。もしかして……。そんな嫌な予感が過ぎり鼓動が大きく跳ね上がる。


 だけど、それは杞憂だったらしい。僕の魂は、間一髪のところで逃げ出し、僕の元へ戻ろうとしている。


 良かった──そんな安堵を覚えつつも、ずっと嫌な予感が付きまとっている。僕は今にも消え入りそうな透明な炎を抱きしめ、自身の中に還した。


 その瞬間──


「赤き月がリクカルトに現れた時、モルストリアナが再びこの地で、命を取り戻すでしょう」


 僕が魂の使命こん願者(ドナー)登録をしに行った日に聞いた、ヌワトルフ神父の演説がふと脳裏に過ぎる。


 赤き月の再来、それは──

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