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-ツカイマの間に隠された部屋-4P
そんな正義感と常識を胸中で反発させながらも僕は、熟考の末、ダメだと理解しつつ恐る恐る魔境の奥へと足を踏み入れた。
──魔境の奥へと続く扉を開くと、ナニカの実験所……いや、研究所? の様な場所が広がり、腐敗した肉片や、ナニカの目玉なんかがあちこちに散乱していた。
多分、強烈な臭いの元凶は、これらの腐敗物で間違いないと思う。
「こっちよ」
ここは一体、なにに使われているんだろ? そんな疑問を抱きながら魔境の奥へと進んでいくと、再度、誰かの声が微かに頭の中で響く。
僕はその声に引き寄せられ、まるで操られているように奥へ、奥へと進んで行った。
──この魂を守護するモノの間は、想像していた以上に広大で、奥へと進むにつれ、魔境という言葉がピッタリ当てはまる空間が広がり続けている……。




