-ツカイマの間に隠された部屋-3P
そんな不安が胸を渦巻く。
だけど、魂の使命こん願者になるには魂を守護するモノは必須。僕は突き刺すような目の痛みに耐え、ビクビクしながらも中を覗き込み後悔した。
魂を守護するモノの間の内部は、大量の血液を保管するためか、試験管が乱雑に並べられ、ずさんな管理をしているのか、床にはなにかの書類や血液だと思われる赤いシミがこびりついている。
えっ、もしかして、魔境にでも迷い込んでしまった……? そんな勘違いをしてしまいそうなほど、僕の目の前には、殺伐とした空間が広がっていた。
「あ、あの……こんにちは……。魂を守護するモノ契約をしに来たのですが……」
早くこんな場所から立ち去りたい。そんな気持ちを強く抱きながらも僕は、恐る恐る声を発する。
でも、ここの主である人間は不在みたい……。返事も人の気配すらも感じられない。
この状況なら、出直した方が良いかな? そんな考えが一瞬、過ぎったけど、再度こんな魔境に──。そう考えるだけで、ゾッとする。
少しくらいなら待つか。そんな気持ちで扉の近くをウロウロしながら、誰かが来るのをひたすらに待ち続ける。だけど人なんて全然来なくて……僕の不安は募って行くばかり。
「ねぇ、こっち! こっちにおいでよ!」
誰か来ないかな〜。なんてウロウロしていると、無邪気そうな子供の声が微かに聴こえてきた。
こんなところに子供が? あっ、もしかしてここの主の孫とか? 一瞬、そんな思考を過ぎらせたけど、ここに子供を置いて主、不在なんて普通に考えて有り得ない。だから気の所為だと思い込むようにしていたんだけど、何度かそんな声が聴こえ、僕は気の所為じゃないと確信する。
子供が迷い込んでしまったのかな? 探してあげるべき? でも、勝手に入るのは……




