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-ドナー仮登録の完了-3P
それは、これ以上考えなくていい。そう、僕の思考を止めようとしているみたいに。
だけど僕は、そんな頭痛の意味なんて気にせず、こんな時に頭痛って風邪かな? なんて首を捻りながらも、もう|カルマン(あの人)に会うことはない。そんな思考を繰り返しても、また会う。なぜだか解らないけど、そんな予感が僕の脳裏にこびりつき、治まらない頭痛と共に波紋を描き続けた。
「リーウィン・ヴァンデルング、魂の使命こん願者の書類登録が終わったから取りに来て。次にすることだけど、三階に魂を守護するモノの間があるから、そこで契約してきて」
突き刺すような頭痛に苦しんでいると、セラフィムが無愛想に僕の名前を呼ぶ。
このセラフィムは最後まで、気だるそうな態度を崩さなかったな。そんな呆れは関心へと変わっていく。




