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カルマンの逃亡と平手打ち童女の登場-8P
「はぁ〜!? あんた、なに様のつもりなわけ? どーしてご主人様のことを呼び捨てにしてるのよ!」
だけど、カルマンのことを呼び捨てにするのはダメだったらしい。アリエルはかなり不満をはらんだ声色で
「次、ご主人様を呼び捨てにすれば殺すから」
なんて、物騒なことを言い始める。
そんなアリエルに墓穴を掘るのが怖すぎて、僕は一言も喋らずに、登録の部屋へと戻った。
「ありがとう」
「べっつに! これは取引! ご主人様を見つけたら、絶対アリエルを呼んでよね!」
アリエルは僕のお礼に対し、かなり冷めた態度を貫き、取引を忘れるなと釘を刺す。そのあとは、一度も振り返ることなくどこかへ行ってしまった。




