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【累計10万PVありがとうございます! 水・土更新】未完のゼーレ〜仮初を暴きし世界《Evanescens: Revelans Genesis》  作者: 月末了瑞
序章(起)『母の想いと子の願い』〔世界観や主に過程など〕

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カルマンの逃亡と平手打ち童女の登場-7P

 そんなやり取りを数度、繰り返し、アリエルは根負けしたように大きく息を吐く。そして、かなり不満気な態度を見せながらも、僕を魂の使命こん願者(ドナー)登録の部屋まで案内してくれた。


「ねぇ、ところでアリエルちゃん? が言う、ご主人様って誰のことなの?」


 その道中、僕はアリエルの言うご主人様が誰なのかを確認した。


 確認しないことには、ご主人様と呼ばれる特定の誰かを見つけることなんて不可能だし!


「はぁ? あんた間抜け? ずっと楽しそうに話してたじゃない!」


「えっと……カルマンのこと?」


 楽しそうに話をしていた? 今日、僕が話をしたのは、アリエルを除き、ケルヴィムにセラフィム。それから……カルマンくらいだよね? でも楽しそうに話はしていない。誰のこと? 一瞬そう思ったけど、カルマンの嫌そうな表情を思い出し、ピンと来た。


 というか、今まで気づかなかった僕もどうかしていると思う、うん。

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