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カルマンの逃亡と平手打ち童女の登場-6P
童女はそんな僕に感謝をするどころか、この貸しは絶対に返せ。そう文句を垂れ、梯子から降りる僕を他所に背を向ける。
「あっ! ちょっと待って!」
だけどそこで気づいた。僕は、魂の使命こん願者登録の部屋までどうやって行くか知らない。
「えっと……。魂の使命こん願者登録の部屋に連れて行ってくれないかな……?」
きっと無理だと理解しながらも僕は、貼り付けた笑みで童女に頼んでみた。
「はぁ〜!? どうしてアリエルが!?」
だけど僕の予想通り童女──、改めアリエルは、目を大きく見開きながら、絶対に嫌! そう言いた気に、剣幕な顔つきへと変えていく。
「あっ、ほら! またきみの言うご主人様を見つけたら、報告するから! ね?」
僕は、無理に押し出したような笑みを浮かべ、童女に頼み込み続けた。
「はぁ──。仕っ方ないわね! 今回だけよ? あと、今日中に絶対、ご主人様を見つけて! みつけたらアリエルに教えて!」




