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【累計10万PVありがとうございます! 水・土更新】未完のゼーレ〜仮初を暴きし世界《Evanescens: Revelans Genesis》  作者: 月末了瑞
序章(起)『母の想いと子の願い』〔世界観や主に過程など〕

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カルマンの逃亡と平手打ち童女の登場-2P

「すまん。この礼はまたしてやる」


 そう一言、僕の襟ぐらを掴む手にこれでもかと力を込め、そして投擲(とうてき)するように童女へと投げ飛ばす。


「えっ? え、ちょ、ちょっと待って〜!?」


 なにが? そう思った時には、体が重力を無視するようにふわりと浮かび、かなりの勢いで童女の元へ。


 こんな勢いのまま童女にぶつかれば、怪我させちゃう! 僕はとっさに威力を抑えようとした。


 だけどなんの戦闘訓練もしていない僕には到底、無理な話。考えれば直ぐに判るよね。


 ダメ、ぶつかる! そう思いギュッと目を瞑った瞬間、パチーンッと僕の頬にヒリついた痛みが走る。


 その痛みと同時に顔も自然と横へ。そして勢いは殺され、僕は童女にぶつかる。という最悪の事態を回避した。


 だけど、床に思いっきり胸部(きょうぶ)を強打する羽目に……。


「いてててっ──」


 どうやら僕は平手打ちされたらしい。かなりの威力で叩かれたから、多分、赤く染まった手形が、痛々しげに残っていると思う。


「なにすんのよ、この変態!」


 僕が片目を開けながら、ヒリついた痛みを残す頬と、強打した胸部をさすっていると、童女はカルマンに怒るんじゃなく、なぜか被害者の僕に怒気を強めた。


「えっと……」


 どうして僕、怒られているの?

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