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003-カルマンの逃亡と平手打ち童女の登場-1P
えっ、なに? そんな不安を抱え、キョトンとする僕とは対照的に、カルマンはかなり警戒しているみたい。
|カルマン(この人)はなにを警戒しているんだろ? そう思っていると教会内だというのに、遠目から土煙が勢いよくこちらに向かってきている。
「ねぇ、どう──フゴッ」
僕はどうして室内で土煙が? そう聞こうとしただけなのに、カルマンはうるさい。そう言いたげに、僕を窒息死させる勢いで口を塞ぐ。
その視線は僕なんて眼中にない。そう言いたげで、土煙を訝しげるような態度で睨みつけていた。
「ご主人様〜! ようやく見つけました!」
その土煙を人間が発していると認識できた頃。可愛らしい声と共に、ピンクの長髪をツインテールにした、オッドアイの童女? が姿を現す。
「ゲッ」
その童女を認識した瞬間、カルマンは眉間に皺を寄せる。
そして、えっ、なに? と、現状を理解できていない僕と目が合った瞬間、これだ。そう閃いた様子で、




