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【累計10万PVありがとうございます! 水・土更新】未完のゼーレ〜仮初を暴きし世界《Evanescens: Revelans Genesis》  作者: 月末了瑞
序章(起)『母の想いと子の願い』〔世界観や主に過程など〕

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-不快な青年-19P

めちゃくちゃバカにされてる。


 なんなのこの人!? めちゃくちゃ性格が悪いんですけどぉ!? 一瞬でも、教えてくれるんだ! なんて期待した僕が悪かった! そうだね。教えるなんて一言も言ってないもんね! なんて不貞腐れながら睨みつけ、カルマンから逃げ出そうと再び抗う。


 だけど、そんな抵抗は無駄でしかなく、カルマンは僕の襟を再度、掴み、


「まあ、待て。はー、こんなに笑ったのは久しぶりだ。俺を笑わせた礼だ、魂の色を教えてやる」


 そんな提案を口にし始めた。だけど、もう騙されないもん! 僕はそう内で零しつつ、


「どうせまた、僕をおちょくろうとしているんでしょ? あといい加減、僕の襟掴むの辞めてくれないかな?」


 目尻を吊り上げ眉をしかめた。


 そんな僕にカルマンは、


「悪かった。おちょくりがいのある顔をしていたもんでな、つい」


 謝罪にもなっていない謝罪をしたあと、一呼吸置き、


「おまえの魂の色は()()()()だ。そしておまえの魂は、他の(モノ)より脆い。魂の使命こん願者(ドナー)になるならば、それを念頭に置いておけ」


 そう続けた。


 ……あれ? 意外と優しかったりする? それとも僕はまたおちょくられている? 僕はそんな疑心暗鬼に囚われながらも、


「あり──」


 『ありがとう』そう伝えようと口を開くけど、


「少し黙れ」


 急にそんなことを言われ、僕の言葉は封じられた──。

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