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【累計10万PVありがとうございます! 水・土更新】未完のゼーレ〜仮初を暴きし世界《Evanescens: Revelans Genesis》  作者: 月末了瑞
序章(起)『母の想いと子の願い』〔世界観や主に過程など〕

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-不快な青年-18P

なのに僕は、カルマンが放ったその一言で、思考を止め、


「え?」


 そんな声を発しながらキョトンとする。


 そしてなにを思ったのか、カルマン(このひと)がもしかして、フォビラスなのかな!? 嫌味な人だけど、魂の色を教えてもらえるなら万々歳だ! そんな期待を胸に抱いてしまった。


 きっと、ううん。そんな僕の態度は相当面白く目に写ったんだと思う。


「魂の色を教えてやるとは明言していないのに、なぜ、そんなに嬉しそうにしている?」


 カルマンは、僕をおちょくって遊ぶように再度、嘲笑し始める。


 その言葉で僕はまた、カルマンにバカにされていることに気づき、


「えっ──? 別に嬉しいとか思っていないし。それに教えてくれるんじゃないんですか?」


 なんて、むくれっ面で否定した。


 まあ、そんな僕の心はきっと見透かされていたんだと思う。本当は少し期待していたからか、カルマンは「嘘をつくのが下手なんだな」なんて見下してきたあと、


「誰がいつ、教えると言った?」


 なんて正論を突きつけてきた。


 えっ、あ──。うん、カルマンは魂の色を知りたいんだろ? とは言っていたけど、『教えてやる』とは一言も言っていない。にも拘わらず僕は、教えてくれるものだとばかり思い期待しちゃってた……。これは罠だ! そんな怒りと自身の無知に僕は、逆ギレも甚だしい態度で、


「知りたいんだろ? って聞いてきたんだから、教えてくれるって普通なら思うでしょ!」


 全く攻撃にもならない睨みをお見舞する。


「はあ──おまえは、どれだけ平和ボケした狭い鳥かごの中にいたんだ?」


 そんな僕の発言を聞きカルマンは、肩を小刻みに揺らしながら声を殺し、背を丸めクックックなんて笑う。


 ……。うん僕、解った。

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